農産物の生産に適した平地や豊かな漁場に恵まれたきもつきには、いろいろな「うんめもん(おいしいもの)」があります。どうぞ召し上がれ!
お店レポート
フレンチスタイルの空間で味わう絶品のチーズケーキ
2012.10.01(月曜日)     きもつき情報局
※2016年現在、チーズケーキ専門店となり、ケーキの販売のみとなっています。

ドアを開けると、フレンチスタイルのインテリアで統一された店内にはゆったりとしたボサノバが流れ、ついつい長居したくなりそうなリラックスした空間が広がっている――重本抄代子さんがオーナーを務める「カフェシエスタ」は、そんなおしゃれで可愛らしいお店です。
 
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パリのカフェを地元に
 
肝付町高山地区のほぼ中心にあるカフェシエスタを抄代子さんが開いたのは1995年。お料理好きが高じて、姑(しゅうとめ)の洋子さんとスタートしました。
 
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「普通なら、いちばん一緒にいたくないと思うのがお姑さんなんでしょうけど、お互いにいいたいことをいい合える関係なんです。親としてすごく心配してくれていて、手伝ってくれます」と語る抄代子さん。その傍らでやさしく微笑んでいる洋子さんを見ていると、二人の仲のよさがうかがえます。
 
その二人の仲のよさは店内にも反映されていて、明るくて温かみのある雰囲気に満ちています。
 
カフェを開こうと思った当時は、地元にカフェらしきものはなく、オープンする際に抄代子さんがイメージしたのは「パリのカフェ」だったといいます。ただし、写真を大工さんに見せてもなかなかうまくイメージが伝わりません。
 
そのため、大工さんと一緒になって彼女自らが、壁に色を塗ったりなどしてお店をつくり上げたそうです。「だから、かわいいんです」と答える抄代子さんがこだわりにこだわった店内は、木の温もりがあふれるやさしい空間となっています。
 
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ふと目をやるとあちこちに、彼女が趣味で始めて教室まで開いている、トールペイントの作品の数々が飾ってあります。そんな手づくり感あふれるお店には、くつろぎを求めて訪れるお客さんも多いようです。
 
 
カフェシエスタの「二人の主役」
 
抄代さんのこだわりは、もちろん商品にも表れています。
 
カフェシエスタのいちばんのおすすめは、地元内之浦産の地卵とオーストラリア産のクリームチーズを使った「スティックチーズケーキ」。濃厚だけど重たすぎず、口に入れた瞬間とろけるやわらかさが評判で、数多くのファンがいるといいます。しかも、一般的に、チーズケーキを買うイメージのない男性や年配の方たちも抄代子さんがつくるチーズケーキを買いに来るというのですから、そのおいしさのレベルがわかるというものです。
 
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実は、このチーズケーキ、以前お店で出していたのは、丸くて少し固めのチーズケーキだったそうです。その時は、お持ち帰りメニューではなかったため、そのチーズケーキを食べたお客さんから「おいしいから持って帰りたいんだけど」といわれたのがきっかけで、「うちでもお持ち帰りの商品があったら、お客さまが楽しめていろんな意味で幅も広がる」と思い、始めたのだといいます。
 
ただし、「せっかくだったら他の店が出しているチーズケーキとはまったく違う、ふわふわのものを提供しよう」ということで試行錯誤を重ね、今のチーズケーキに行き着いたそうです。研究中は、毎日チーズケーキをつくっては食べてを何か月間か繰り返し、体重が3キロほど太ったといいます。
 
でも、「好きだからその過程も辛くはなかったです」と笑顔で語る抄代子さん。彼女がつくるチーズケーキは1日120本にもなり、今では空港のおみやげ売り場や鹿児島市内の飲食店、イベントなどにも出品されるほどの人気商品となっています。
 
人気商品といえば、このカフェシエスタにはもうひとつの売れ筋商品があります。
 
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それが手づくりドレッシングです。あっさりしているのにコクがあり、塩辛くなく、甘すぎないということでサラダはもちろん冷奴など、いろいろな料理に合う一品です。
 
実はこのドレッシング、以前ランチを出していたたときにサラダ用に使っていたもの。サラダを食べたお客さんから「このドレッシングがおいしいから売ってほしい」といわれたのがきっかけで、持ち帰り商品として考案されたのだそうです。
 
抄代子さんが「みなさんのおかげです」というとおり、そうしたお客さんからの意見や要望は、いい商品をつくりあげるうえでの重要なヒントになっているようです。
 
 
こだわり+努力+コラボが生んだ成功物語
 
ところで、このドレッシングにしてもチーズケーキにしても、ここまでの人気商品に仕上げるまでには抄代子さんの並々ならぬ努力があったはずなのですが、当の本人にいわせると、まったく苦にはならなかったそうです。
 
「『努力』っていうと嫌々してるふうに聞こえますけど、好きだからしてるんです。したいから、何度でも練習できるし、できたときは『イェイ!』ってなるんですよ」
 
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そう話す 抄代子 さんを見ていると、好きなことで妥協しない彼女だからこそ、自分がイメージしたものをつくることができ、自信を持ってお客さんに提供できるのだろうという気がしてきます。
 
お隣の鹿屋市から旧高山町にお嫁にきて、新しい土地でカフェを立ち上げた 抄代子 さんですが、「自然と高山が大好き」だからこそ、地元にしっかり根をはり、家族やお客さんと一緒になってこだわりのカフェをつくりあげられたのでしょうね。その意味で、 抄代子さんの思いが詰まったカフェシエスタは、彼女にとってひとつの芸術作品といえそうです。
 
こだわりとふるさとに対する愛情、そしてまわりの人たちとのコラボレーションといった要素がうまくかみ合って生まれたカフェシエスタ。 抄代子さんの作品との出会いを求めて、みなさんも足を運んでみてはいかがですか。フレンチな空間で普段とはちょっと違った気分になれるかもしれませんよ。
 
【店名カフェシエスタ
住所】 鹿児島県肝属郡肝付町新富117-2
【電話】 0994-65-2010
【営業時間】 11:00 ~ 18:00
【定休日】 木曜、第2日曜日
【Email】  contact@cafe-siesta.net
【メニュー】 スティックチーズケーキ(1本¥200)
 
 

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