農産物の生産に適した平地や豊かな漁場に恵まれたきもつきには、いろいろな「うんめもん(おいしいもの)」があります。どうぞ召し上がれ!
うんめもんを探せ
きもつきの山間でつくる温州みかん
2018.09.12(水曜日)     きもつき情報局
タンカンやポンカンなど柑橘類の栽培が盛んな肝付町では、温州みかんも栽培されており、8月末には極早生品種の出荷が始まっている。

肝付町の南北に連なる国見山系の山間で、みかん農家を営む又野清和さん(57歳)・恵さん(55歳)夫妻も収穫と出荷作業に追われる。

2018_matanosan.jpg
(収穫作業に励む清和さん)
 
又野さんは2代目の農家。夫婦でみかん栽培を手がけて35年になる。「昔はタバコ栽培や牛をしていましたよ」と清和さん。以前はポンカンを中心に栽培していたが、今は温州みかんを中心に数種類の柑橘類を栽培している。

2018_mikantemoto.jpg
(果皮が青くても熟れている極早生みかんだが「黄色くなっているほうが喜ばれる」とのこと)

栽培面積はハウスと露地で、約200アール。減農薬を心がけ、除草剤は使わない。「山のほうは、草刈りはするけど、草ぼうぼうだよ」と笑う。

2018_kazeyoke.jpg
(道路沿いにある風よけの生け垣の向こうにハウスがある)

8月末から10月半ばが収穫期。最盛期には人を雇うが、高齢化が進んでいるため人手も不足し、基本的に夫婦ふたりの作業だ。収穫期をずらすためにも、少加温ハウス、無加温ハウス、露地と分けて栽培している。

「自然に左右されるから大変。一番厄介なのは、イノシシやアナグマ。猿もたまに出る」

昔は周囲に栽培農家も多かったが、今は少なくなったため対策も難しく、食べられる前にと収穫作業を急ぐ。

2018_kajuen.jpg
(又野さんのみかん畑は本城地区から野崎地区にかけて数箇所ある)

収穫したみかんは10月まで週に2~3回、出荷する。1回の量は大体1.5~2トン。大きさごとに分ける選果だけでなく、袋詰めまですることもある。

2018_matanomegu.jpg
(選果機にみかんを入れる恵さん)

2018_senkakikai.jpg
(馬毛のついたローラーがみかんの表面についたほこりなどの汚れをとり、磨く)

自宅横にある選果場で作業するときには、母親の美佐子さん(80歳)も手伝う。取材に訪れた日は、孫の颯真くんも加わった。夏休み最後の週末で、作業を見てみたいと訪れたのだ。

2018_misakosan.jpg
(傷がないかチェックする美佐子さん)

颯真くんは小学1年生。「みかんづくりをしたい」といったこともあるという。恵さんの手ほどきを受けながら手伝いに加わった。

2018_soumakun.jpg
(選果の様子を面白そうに眺めながら手伝う颯真くん)

この日は2日間かけて収穫した極早生品種の温州みかん約1.5トンを選果。さわやかな香りの漂う選果場で、次々と選別されたみかんのコンテナが積まれていった。翌日、鹿児島市まで運ぶそうだ。

2018_senkajou.jpg
(みなで手分けして作業を進める)

みかん農家としてのやりがいは、やはり「お客さんがおいしいと言ってくれること」。今出荷している品種は「甘いけれど酸味もある」もので、好みが分かれるという。

「COOPにおろしていますが、直売もしますよ」と、電話やファクスでの注文も受けている。近くの無人販売所にも出すが、お金が入っていないこともあるそうだ。

2018_kazoku.jpg
(選果場にて記念撮影!)

楽しみは「孫の成長」「孫と一緒に魚釣りに行くこと」と夫婦ふたりとも孫が可愛くて仕方ない様子だ。「あとは飲んけいくことかな」と、夫婦で仲良く飲みに出かけることもある。

自然に囲まれた土地で、家族力を合わせて営む又野さんのみかん園。来年は、肝付町が特産品化に力を入れている、辺塚だいだいの栽培にも挑戦する予定だ。

■又野さんのみかん:注文・問い合わせ先  ☎0994(65)5843

関連する記事

関連する記事
おせち料理に欠かせない縁起物で、昔から風邪の予防にも効くとい

まわりにサツマイモ畑が広がる畑作地帯の一角で親子三代にわたり

マンゴーといえば宮崎や沖縄が全国的には知られていますが、鹿児

英語版ポータルサイトです
ポータルサイトを運営しているNPO法人のホームページです。

きもつき情報局で撮影・制作した動画をお楽しみください。
2018.08.16
木曜日
えっがね祭りが9月1日(土)から始まります。 詳しくはこちらへ。
2015.05.14
木曜日
高山グラウンドゴルフ協会では、新規メンバーを随時募集しています。 詳しくはこちらへ。
   
※このランキングは過去1か月以内のものです                       

肝付町の地域おこし協力隊メンバー5名によるブログです。