本コーナーではコラムをはじめとして、きもつきを題材としたさまざまな読み物を用意しました。どうぞじっくり、ゆったりお楽しみください。
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こんな先生がいたらよかったのに
2013.06.04(火曜日)     きもつき情報局
先日の地域ニュースでお伝えしたとおり、肝付町立内之浦中学校の生徒が宿泊学習の一環で地域の史跡を見学してまわるという研修を取材しました(記事はこちら)。

この研修では、場所によって山の中を歩いて行かなければならないところもあって、引率した先生たちが子どもたちと一緒に汗を流しながら史跡をめぐる姿が印象に残りました。

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史跡までの道のりを歩いて移動する先生と生徒

中でも特に目を引いたのが、つねに集団の先頭にたって案内役の方と子どもたちの橋渡しをしている元気な先生でした。はじめは学年主任なのかなと思って、そのまま取材を続けていたのですが、2カ所目の史跡で、こちらに気づいたその先生が名刺を手にわざわざあいさつに来られました。

驚いたことに、渡された名刺には校長と記されています。もちろん、いい意味でびっくりしたわけですが、校長先生といえば、どちらかというとスーツを着て校長室の椅子に座っている姿を想像していたので、目の前に立っている青いポロシャツとジャージ姿の人が校長先生だとはとても意外でした。
 
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生徒たちと一緒に活発に動きまわる校長先生

その校長先生は有薗公博さんといいます。地域に開かれた学校経営を目指していて、今回の取り組みでも地元の方を案内役としてお願いしているということでした。

有薗校長が赴任してから始まったというこの史跡めぐりは今回で2回目。企画の理由について校長は「このような機会を設けないと、おそらく子どもたちは、近くにある史跡をずっと知らないままで中学校生活を送ってしまいます。明日は甫与志岳登山を計画していて、こちらもこのチャンスを逃したら、子どもたちが登ることはこれからもないでしょう。だから、その機会を学校でつくってあげればいいのです」と説明してくれました。

そこには地元の豊かな自然や歴史を知らないまま、進学や就職のために郷土を離れてしまうことに対する、ある種の危機感があるのかもしれません。

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景行天皇ゆかりの高屋神社も見学しました

さらに有薗校長は続けます。

「内之浦中学校の生徒は高校が比較的遠くにあるため、高校進学の時点で親元を離れて寮生活を送る子どもが多いのです。ですから中学過程でたくましい子どもに育てないといけません。今回の史跡めぐりや登山もそこにつながっていけばいいですね」

この他にも同地区で開催される銀河マラソン大会への全生徒参加や夏祭りでの御輿巡行など、地域に根差した新しい取り組みで学校とともに町を元気にしようと活動しています。

子どもたちは、そのような経験を通して、故郷への愛情をはぐくみ、そしてたくましく成長していくのではないでしょうか。やがて大人へと成長した子どもたちがいつかこの地に戻り、地域を引っ張っていく人材になってほしいと願わずにはいられませんでした。

そして自分が中学生だったときに有薗校長のような先生がいたらよかったのに、と、内之浦中学校の生徒がちょっぴりうらやましくなったのでした。

※本日の担当はMでした。

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