本コーナーではコラムをはじめとして、きもつきを題材としたさまざまな読み物を用意しました。どうぞじっくり、ゆったりお楽しみください。
コラム(アーカイブ)
宇宙の町としての発展に期待
2013.10.28(月曜日)    中川十郎(なかがわ じゅうろう)
期待の新型ロケット「イプシロン」が2度の延期を乗り越えて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所から9月14日打ち上げられ、成功した。7年ぶりの打ち上げ再開に、東京でも関係者の注目を浴びている。

10月14日付の朝日新聞は「内之浦ってどんなところ?」、「内之浦ロケット再び」「コスト減徹底、イプシロン打ち上げ」、「新施設でモバイル管制」、「成功を願って地元一丸」という見出しで一面を使い特集を組んだ。

さらに、同日付の日本経済新聞も「衛星ビジネス新興国を開拓」、「イプシロンで外国衛星」、「17年にも新型ロケット、まずベトナム」とこれも一面を使って大きく報じている。

同記事では「日本のロケット打ち上げが新たな局面に入りました。この夏、新型ロケット『イプシロン』が成功し、主力ロケット『H2A』の半分以下の費用で宇宙にモノを運べるようになった。新興国に代わって日本の衛星を打ち上げる『宇宙ビジネス』が広がろうとしている」と期待を高めている。

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イプシロンロケット打ち上げの瞬間(宮原見学場)

安倍政権も、成長戦略の重要な一環として外国へのインフラ、プロジェクトビジネスの拡大を目指している。この機会に「イプシロン」のアジアを中心とする外国への衛星輸出、打ち上げビジネスの先兵として、わが「内之浦宇宙空間観測所」が脚光を浴びつつある。

郷土出身の故米盛幹雄会長が50年前に創刊され、官庁、行政情報誌として有名な月刊誌「時評」も「我が国の宇宙開発利用計画」を集中連載中である。10月号では永野和行・肝付町長の「『イプシロン』ロケット打ち上げ成功で、町の歴史に新たなページ」と題する対談が掲載されている。「イプシロン」は先の「はやぶさ」ともども肝付町の誇りだ。

この機会に肝付町としても観光開発、宇宙科学先進地域として全町をあげて取り組むべきであると思われる。幸い、高山高等学校が鹿児島県における初の公立中高一貫校「楠隼(なんしゅん)」として生まれ変わるよし。この一貫校では全国に先立って、「宇宙工学科」もしくは「宇宙工学コース」を設け、JAXAの支援も得て宇宙の研究、教育に取り組んでほしいものだ。

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パンフレットに掲載された楠隼の完成イメージ

さらに21世紀のグローバル時代を見すえ、米国のケープカナベラル、ロシアの宇宙基地などとも姉妹都市提携し、中高生の国際交流、親善協力、観光開発に肝付町が積極的に取り組むことを強く期待する。

私はロシアのウラジストックに新設されたアジア有数の「ロシア極東連邦大学」に招かれ本年9月13日に「東アジア共同体と上海協力機構」(Vladivostok_speech.pdfと題して講演をした。

ウラジオは日本に最も近い外国で、成田から2時間そこそこで訪問できるほか、ロシア極東の窓口として、これから発展するアジアや日本との関係強化に熱心である。ロシアのロケット発射基地を極東にも建設する計画もある。

この機会に肝付町が世界に目を向けて、米国のフロリダやロシアのウラジオストックなどと姉妹都市締結を行い、内之浦宇宙空間観測所の地の利を生かし、新設の中高一貫校を中心に、鹿屋工業高等学校、鹿児島大学理学部、工学部、東京大学、JAXAなどとも連携し、宇宙工学教育のメッカとなることを祈念している。

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