本コーナーではコラムをはじめとして、きもつきを題材としたさまざまな読み物を用意しました。どうぞじっくり、ゆったりお楽しみください。
コラム(アーカイブ)
石川先生に届いた一通の手紙とは
2013.02.06(水曜日)    有留修(ありどめ おさむ)
「われら、きもつき人」に登場する石川準市郎先生とはときどき、町内のファミレス(肝付町にはそこ一軒しかありません!)で夕食をともにすることがあります。といっても、たいがいは先生におごってもらうことになってしまうんですけどね
 
ついこの間もそうでした。先生は確か、鍋料理を注文して、自分はハンバーグ定食を頼んで、一緒に食べました。
 
知られざる素顔にびっくり
 
いつもは仕事のことや先生が講師を務めているパソコンクラブのこと、ときには町のことなどについて話をするのですが、その夜はちょっと別の話題で盛り上がりました。
 
「実はこういうものが届いたんだよね」といって先生が「あるもの」を見せてくれたのです。
 
その「あるもの」とは一通の手紙でした。関西に住む60代の男性からのもので、かつての教え子だといいます。手紙には名刺が同封されていて、それを見ると、関西の大学で客員教授を務めている渡口行雄さんという方でした。
 
130205letter01bld.jpg
真心のこもった温かい手紙
 
なぜ、先生がわざわざ自分にそれを見せてくれたのかというと、きもつき情報局と関係があったからです。そこに掲載された石川先生の記事を渡口さんがたまたま目にして、それで先生に手紙が出されることになったのです。
 
非常に達筆な文字で書かれた便箋4枚の手紙を読ませてもらい、正直、感動を覚えました。手紙の中で渡口さんが、記事を通して石川先生の知られざる素顔に触れ、驚き、また高齢になった今も人助けに奔走している姿を知り、励まされたと記されていたからです。
 
人と人をつなぐ情報局を目指します
 
本当にうれしかったです。記事がきっかけとなり、長年途絶えていた石川先生と元教え子だった渡口さんの交流が復活したからです(手紙には「30年前の同窓会で一度お会いしましたが」と書かれています)。それこそ、自分たちがきもつき情報局という試みを通してやりたいと考えている大切なことの一つだからです。
 
その大切なこととは、単にバーチャルな世界における情報の流れだけではなく、リアルな世界における人と人のつながりを生み出し、あるいは復活させるということです。たった一例だけを見て、それが実現しているなどとは夢にも思いませんが、実際、このような形で人と人のつながりが復活するのを目にするのは本当にうれしいものです。
 
これからも心のこもった確実な仕事を心がけ、さらに多くの人と人がつながるお手伝いをしていければと思います。
 
最後に、今回の手紙はあまりにもすばらしかったので、差出人である渡口さんに許可をもらい、転載させていただくことにしました。
 
ステキな手紙ですので、ぜひ、みなさんにも一読をおすすめします。なお、プライバシー保護の観点などから一部が省略されていますのであらかじめご了承ください(漢字表記などは原文のままです)。
 
 
 
謹啓
 
(冒頭部分省略)
 
今回便りを差し上げましたのは、肝付町のサイト「きもつき情報局」で、先生がご活躍されている記事を読み、非常になつかしさを覚えたためです。私の知っている先生のイメージは「情熱的な紅顔の青年教師」というもので、個人的なことは、ほとんど存じあげておりませんでした。
 
それが今回の記事で、リアルに様々な情報が伝わって来て驚くことばかりでした。
 
一番びっくりしたのは、先生が私の生まれたその年(昭和二十四年)から教壇に立っておられるという事実でした。そんな以前から学校に勤めていらっしゃるとは、全く初耳でした。
 
また、大浦中学でのエピソードも興味津々でした。出迎え、服装、奥様との出会い、毛皮の話すべてが新鮮で面白い話。また、後田の後、田崎、大崎へと行かれたことも初めて知りました。
 
私の知っている先生の真骨頂はまさに「情熱教師」というものでしたが、記事にも「問題児」との交流が書かれており「実にその通り」と思いました。
 
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昭和31年冬に川上中学校の門前で撮影されたという家族写真
 
先生が奥様を亡くされた後の最近の様子は、昨年、同窓生のN君から聞いておりましたが、今回の記事でパソコン・ボランティアに打ち込んでおられる姿を知り、「さすが」と敬服いたしました。
 
そこで早速プリントアウトして関西に住むM、F、N、Sさんに送っておきました。
 
「先生がこれほど頑張っておられるから、我々も負けんように」との趣旨です。還暦を過ぎても恩師に励まされるとは、本当にありがたいことです。
 
(中略)
 
いずれまた、機会をみてお会いできればと存じます。どうぞ先生も健康に留意して長生きして下さいますよう、念じております。
 
敬具
 

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