本コーナーではコラムをはじめとして、きもつきを題材としたさまざまな読み物を用意しました。どうぞじっくり、ゆったりお楽しみください。
コラム(アーカイブ)
日本の未来はアジアにあり
2013.01.30(水曜日)    中川十郎(なかがわ じゅうろう)
21世紀は空間的にはアジアの時代となり、経済発展の時系列的にはICT(Information Communication Technology=情報通信技術)の時代となる。さらに知識やサービス、ソフトの時代となり、知識が世界をけん引する時代となる。
 
したがって、グローバル経営戦略、国際マーケテイング戦略ではアジアへのビジネス展開戦略、知識・情報、ソフト関連ビジネス拡大戦略が必要になってくる。
 
さらに、地域空間戦略としては、21世紀に発展するBRICS(ブラジル、ロシア,インド、中国)、そのあとに続くVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)、さらにKMT(韓国、メキシコ、タイ)も重要国となる。アジアでの新興国ではカンボジア、ラオス、ミャンマーに注力が望ましい(特にミャンマー)。
 
加えて、ASEM(アジア・ヨーロッパ会議)が志向しているアジアでは、ユーラシア大陸のSCO(上海協力機構)のタジキスタン、キルギス、カザフスタン、ウスべキスタンのなどの中央アジアに位置するエネルギ―、石油ガス資源国や近年、銅、石炭、金、太陽光、風力発電で脚光を浴びているモンゴルなどとの関係強化も必要であろう。
 
EU(欧州連合=27か国)は発展するアジアへの東進戦略(Eurasia Horizontal Trade Strategy= ユーラシア横軸通商戦略)、米国はTPP(環太平洋連携協定)戦略(Trans Pacific Horizontal Trade Strategy=環太平洋横軸通商戦略)を着々と推進中である。これらに対抗し、日本もアジア、特にASEAN、日中韓FTA重視戦略を推進すべきである。 
 
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アジアの「勢い」を感じさせてくれる場所の一つ、上海の外灘(ワイタン)
 
産業革命後、経済面で世界を制覇した英国のパックスブリタニカ、第2次世界大戦後、軍事、政治、経済、文化面で世界に影響を与え、一極の繁栄を謳歌してきた米国のパックスアメリカーナは21世紀に入り衰退期を迎えており、経済繁栄の軸がアジアに移動するなか、21世紀がアジアの時代になることは、経済史的にも間違いのないところである。かかる観点から、グローバル経営戦略、国際貿易戦略においてはアジア志向を強化すべきである。
 
一方、東南アジアを中心に世界に散在し、世界の経済、金融、政治に大きな力を及ぼしている、5000万人ともいわれる華僑・華人ネットワークを今後、日本としても十分活用すべきである。(「目に見えない国家・中国」、「仮想現実国家・中国」を重視すべきである。=中川理論)。
 
以上のマクロ的視点から、戦後60年、米国、欧米志向の日本の政治、外交戦略をアジア重視の戦略に転換することが必須である。アジアのパートナーとしての視点が必要である。その意味で、欧米の利益本位の金融カジノ資本主義に決別し、アジアの儒教、道教、倫理に基づいたアジア的な21世紀の経済哲学、企業の社会的責任(CSR)構築が必須である。
 
明治の日本の代表的文化人・岡倉天心の「アジアは一つ」、鈴木大拙の「禅」、新渡戸稲造の「武士道」の精神を受け継ぎつつ、とくに代表的財界人・渋沢栄一の「論語と算盤」の精神振興が今ほど求められている時はない。
 
 
中川先生からの緊急提言

肝付町出身者も犠牲となったアルジェリアの人質事件に関して中川先生が日本の危機管理・情報管理のあり方を問う緊急提言を出されました。ここではその提言もあわせて掲載することにします。関心のある方は以下のタイトルをクリックして、ぜひお読みください。
 
 

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