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移住者紹介
カラーピーマンで家族を幸せに<武田さん>
2013.01.31(木曜日)     きもつき情報局
肝付町民にとっての憩いの場といえば、やはり高山温泉ドームでしょうか。朝早くから夜遅くまでたくさんの人が訪れ、ほっこり気分を味わっています。
 
今回の移住者紹介に登場するのは、その温泉ドームの近くに広がる畑作地帯でカラーピーマンを栽培している兵庫県出身の武田裕史(ひろし)さん(34)です。
 
平成20年、肝付町とJAが始めた農業研修制度を利用して、妻の純子さんと群馬県から移住してきました。新たな地域農業の担い手として日々きもつきの大地と格闘しています。
 

不安はあまりなかったという新天地への移住

 

以前は群馬県で衛生管理の仕事をしていたという裕史さん。「最初から最後まで自分の手をかけて商品を生み出す農業をやりたい」とインターネットで農業研修に関する情報を探していたところ、栽培方法や農業経営など知識、技術の習得から就農までを支援する肝付町の農業研修制度を見つけ、最終的にはその審査に合格し、肝付町へ移住することになりました。

 
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ハウスの後方に広がる国見山山系
 
実は裕史さん、鹿児島大学の農学部卒業ということで農業にも、そして鹿児島にもまったく縁がなかったわけではありません。しかし、純子さんの場合は、そういうわけにはいきません。出身地の群馬県から一度も出たことがなく、縁もゆかりもない肝付町に来ることに対して不安を感じて当然ですが、手に職をもっていることが役に立ったといいます。
 
「どこへでも彼についていこうと思っていました。看護師という手に職があったからどこにいっても職にあぶれることはない、だから知らない土地でも不安は何もなかったのだと思います」
 
2人は移住を機に結婚し、田舎での新婚生活をスタートさせました。もともと大学で農業を学び、就農のための下地はしっかりしていた裕史さん。2年間の研修期間でさまざまなノウハウを吸収し、今では24アールの畑に9棟のハウスを建てて、カラーピーマンのみをつくっています。
 
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黄色のほかにも赤色のカラーピーマンを栽培しています
 
カラーピーマンといっても裕史さんの栽培しているものはちょっと普通のものとは違います。キャンピーといって鹿児島県経済連が商標登録している特別な品種で、一般のものより甘く、ジューシーであるという特徴があります。(ちなみに、昨年からはこのキャンピーを原料としたドレッシング(「キャンピードレッシング」)を地元の加工グループが開発し、販売を始めています。関連記事はこちら
 
一方、純子さんのほうは看護師の資格を活かして、家の近くの介護施設で働きながら、裕史さんのサポートを続けています。
 
生活と子育て環境にも満足
 
移住から4年あまりが経ち、生活に落ち着きがでてきた武田さん夫婦ですが、肝付町での暮らしについては、特別不便だと感じたことはひとつもなかったそうです。
 
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「日曜雑貨や食料品に関しては近くに一通りそろうスーパーがありますし、銀行や郵便局、薬局もあるので買い物などの利便性については5点満点中4点ぐらいじゃないでしょうか」(裕史さん)
 
洋服やアクセサリーなどいわゆる趣向品に関しても「今はインターネットでなんでも買えますので、田舎に住んでいるからといって劇的に不便になるわけじゃないですよ」とまったく問題にしません。まさにインターネットが田舎暮らしにもたらした大きな変化のひとつといえるでしょう。
 
そんな快適な田舎暮らしの中で武田家に一つの大きな出来事が訪れました。それは長男、創(はじめ)くんの誕生です。
 
 
武田家のファミリー・フォトです
 
生まれてから1年ほどは純子さんが子育てに専念しましたが、その後は仕事に復帰したため、近くの保育所にあずけられています。そうした子育てのための環境について、純子さんは「保育所には待たずにすぐ入れましたし、遊具がそろう公園も近くにあります。のどかな自然の中で子どもを育てられることもプラスの要素だと思います」と太鼓判を押します。
 
この地でずっと暮らす
 
その他、ご近所さんが子どもの面倒を時折見てくれるなど人間関係も良好なようです。
 
「肝付町の方は移住者に対してとてもあたたかく、初めのうちは地域の行事などで声をかけてもらって参加していました。そしてそこからまた新たな人間関係が広がります。今では野菜や手料理のおすそわけをお互いにするほど良好な関係を築けています。この点に関しては、これから移住を考えている人は安心していいと思います」と裕史さんは語り、地域の中に自然と受け入れられていった点を強調します。
 
 
 
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少しでも品質と収量を上げるために研究の毎日です
 
そんな裕史さんに移住するうえで大切な心構えについて聞いてみると、「移住先でずっと生活していくという信念が大事。腰かけ程度の気持ちではうまくいかないですよ」という言葉が返ってきました。地域の人たちに受け入れてもらうためにもそうした「覚悟」が移住する側に必要なのかもしれません。
 
「もう一人家族がほしいですね」と語る裕史さんの今後の目標は「農業でもっと楽な生活をさせてあげたい」ということ。カラーピーマンの豊作を願い、そして家族の幸せを願い、今日もまた広々としたハウスの中で研究を続けています。
 

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