聴いて心がなごむ音や聴いて気持ちが落ち着く音など、きもつきのさまざまな音をお楽しみください。
サウンド・オブ・キモツキ
里山の水音
2013.06.07(金曜日)     きもつき情報局
自然がつくりだす音の中で、もっとも生命(いのち)を感じさせてくれるもの――その一つが水(の流れる)音ではないでしょうか。

人間の進化に関する理論の一つにアクア説なるものがあります。人類の祖先が進化の過程で「水生生活に一時期適応することによって直立歩行、薄い体毛、厚い皮下脂肪、意識的に呼吸をコントロールする能力といった他の霊長類には見られない特徴を獲得したとする仮説」です(ウィキペディアによる)。

そのせいなのでしょうか、水の音には人の意識の奥底に通じる、何か特別なリズムというか響きがあるような気がしてなりません。

もちろん、水の音と一口にいってもいろいろなものがあります。

雨がしたたり落ちるかわいらしい音もあれば、巨大な滝に落ちる豪快な音もあります。

今回お届けするのは山間の集落で山から流れ落ちてくる小川の音です。灌漑用の施設があったのでしょうか、川の中には川幅いっぱいのセメントの段があり、そこから水が滝のように落ちていきます。

力強い音です。豊かな気持ちにさせてくれる音です。

川があるのは肝付町本城(ほんじょう)。その昔、大隅一帯を支配していた肝付氏の居城(高山城)があったところで、撮影した場所のすぐ近くには鎌倉時代に建てられた禅寺の跡もあります。

建てたのは南宋から渡来してきた中国人禅僧、蘭渓道隆です。

その蘭渓道隆や時の権力者が見たかもしれない光景の中で、彼らが聞いていたかもしれない水音がそこにあるわけです。まったく同じというわけではないでしょうが、少なくとも原形はそこにあるといっていいのではないでしょうか。

そこにしばらくたたずみ、いにしえに思いをはせながら、見事な新緑の風景の中を流れる豊かな水の音に耳を澄ましたのでした。


関連する記事

関連する記事
ちょっと季節はずれではありますが、今回のサウンド・オブ・

緑豊かな肝付町にはたくさんの滝があります。  

きもつきのさまざまな音をお届けする「サウンド・オブ・キモ

英語版ポータルサイトです
ポータルサイトを運営しているNPO法人のホームページです。

きもつき情報局で撮影・制作した動画をお楽しみください。
2017.11.30
木曜日
国見の竹灯篭祭り「Tanochiku(楽竹)Night」が12月23日(土)に開催されます。 詳しくはこちらへ。
2017.10.20
金曜日
10月21日(土)に開催予定の高山やぶさめ花火大会が11月4日(土)に延期となりました。 詳しくはこちらへ。
   
※このランキングは過去1か月以内のものです                       

肝付町の地域おこし協力隊メンバー5名によるブログです。