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きもつきレポート
完熟辺塚だいだいの魅力を知る!
2020.02.05(水曜日)     きもつき情報局
昔から肝付町・南大隅町の辺塚地区周辺で栽培されていた辺塚だいだい。香りが強く果汁の量が多いという特徴のある香酸柑橘で、地理的表示保護制度(GI)にも登録されています。

これまでは、とりわけ香りの強い緑色の果実が9月頃に収穫され、出荷されていましたが、近年では、黄色く熟した果実も、果皮の苦味が弱くなり、加工しやすいことから需要が徐々に増えています。

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(完熟してから収穫された辺塚だいだい)

そんな完熟した辺塚だいだいの魅力を知ってもらおうと、肝付町観光協会が企画した、きもつき地産地消バスツアー「完熟辺塚だいだい収穫&加工体験」が1月25日に実施され、鹿児島市や垂水市、霧島市、鹿屋市の30歳代から90歳代の17名が参加しました。

当日の朝、垂水市の垂水港に集合した参加者は、観光ボランティアガイド・肝付ふるさと案内人による町案内を聞きながら、バスで肝付町岸良へ移動。あいにくの雨模様で足元が悪いため、収穫体験を中止して辺塚だいだいの原木見学へ変更する提案がされたものの、「せっかくだから収穫してみたい」「なっているところを見たい」という声が多く、予定通り、辺塚だいだい畑へと足を運ぶことになりました。

 
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(岸良に到着!)

現地では、辺塚だいだいの生産・加工品販売を行っているNPO法人陸の宝島岸良の永谷博美理事長が、辺塚だいだいには大玉と小玉の系統があることや完熟したものは手で果実を枝からもぎとれることなどを説明。斜面が滑りやすくなっているため足元に注意しながらも参加者はそれぞれ袋いっぱいになるまで楽しそうに収穫していました。

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(「1本からどれくらい収穫できるのですか?」という質問に、「(8年以上の)成木1本からおおよそ60~70キロは収穫ができます」と答える永谷理事長)

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(一生懸命手を伸ばして収穫!)

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(収穫に満足そうな参加者のみなさん)

収穫後は、辺塚だいだいを使ったマーマレードづくりです。はじめに陸の宝島岸良の商品開発にも関わっているフードコーディネーターの杉水流直子さんが青い果実と黄色くなった果実の違いや肝付町のレシピコンテストなどについて紹介しました。

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(「辺塚だいだい独特の香りと酸味のファンになってもらえたら。周りの人達にもすすめてもらえるとうれしいです」と呼びかける杉水流さん)

次に陸の宝島・岸良の加工品づくりを担当している永谷みどりさんがマーマレードづくりの手順について説明、「果汁をしぼった後の果皮を真空パックで冷凍保存するとよい」「鍋はほうろう製がおすすめ」など家庭でつくる際のアドバイスをしました。その後、参加者たちはグループに分かれてマーマレードづくりに取り組み、皮のやわらかさを指で確かめたり、味見で皮を食べたりしながら調理しました。

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(作り方に熱心に耳を傾ける参加者たち)

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(鍋に果皮と果汁を投入!)
 
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(教えてもらったことを仲間に説明中)

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(煮詰めている間に陸の宝島・岸良で準備したマーマレードを試食。「香りが良くてすごくおいしい」「色が綺麗」「だれにもあげたくないくらいおいしい」「自分でもこんな味ができるかな」などの感想が)

マーマレードづくりが終わると、昼食会場となっている湯の谷温泉へ移動。陸の宝島岸良の商品や辺塚だいだい果樹オーナー制度(※)の紹介に熱心に聞き入り、「お土産にしようと思って」といくつも商品を購入したり、「グループでオーナー制度に申し込んでみたい」と早速検討したりする姿も見られました。その後、辺塚だいだいドレッシングと肝付町のカンパチを使ったお刺身サラダや辺塚だいだいの和え物などの昼食を堪能した後、内之浦宇宙空間観測所を見学して帰路へとつきました。

※オーナー制度について詳しくは陸の宝島・岸良のホームページを御覧ください。

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(商品説明に聞き入る参加者)

昨年のツアーにも参加したリピーターの女性は「前回は時期が早くて青々としていました。こんなに遅い時期で、まだ実がなっているのか心配していたのですが、今回のツアーで完熟したものも使えることを知りました」と話していました。
 
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(上:昼食を取る参加者、左下:辺塚だいだいを味わう昼食、右下:お土産選び。この日は辺塚だいだい味噌が一番人気!)

ほかにも「レシピだけではわからないこともあるので、実際に体験できたのがよかった」「これまで肝付町に来たことがなかったけれど、新しい発見があって楽しいです。辺塚だいだいのレシピを一通りつくってみたい」などの声が聞かれました。

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