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きもつきレポート
伝統の祭りで人を呼ぶ、地域おこし協力隊の挑戦
2017.06.20(火曜日)     きもつき情報局
「ナゴシドンのつなぎ手 2017」――肝付町岸良に伝わる神事「ナゴシドン(夏越祭)」において浜辺で奉納する神舞の舞手と運営を担うボランティアを、地元はもちろん全国から募るプロジェクトだ。昨年度に始まり、今年度もいくらか形を変えながら実施されることとなった(詳しくはこちら)。

企画・運営するのは、肝付町の地域おこし協力隊の一人として着任2年目の田中綾音さん。

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岸良小中学校の田畑の柵作りを手伝う田中さん

学生時代に緑のふるさと協力隊として過ごした岸良へ、卒業後、地域おこし協力隊として戻ってきた若者だ。

ボランティアだった緑のふるさと協力隊と違い、「仕事」である地域おこし協力隊。特に縛りはなく、自由に活動できる半面プレッシャーも感じている。また、将来的には定住したいという気持ちが何より強い。

「残り約2年でどんな形になっているかはわからないけれど、必要とされる人材になりたい」と、経験を糧にさらなる成長を目指す。

企画のきっかけは、人口が減っている岸良へ「どうにか人を呼びたい」という思いだ。

ただ来訪してもらうのではなく、地元の人々と交流できる場をつくりたい。その場として、地元の祭事である「ナゴシドン」を選んだ。

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昨年行われたナゴシドンの「山神舞」

昨年、県内外から学生たちが企画に参加して、舞手をつとめたナゴシドンには、いつもより多くの観客が集まった。そのことが、あらためて「ナゴシドンは魅力があるものだ」と自信をつけさせ、2年目も続ける原動力となった。

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学生らによる練習風景

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神舞奉納を前に神事にのぞむ若者たち
 
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舞を見守る人々

「昨年は、いろいろとスケジュールを詰め込み過ぎてしまい、参加者には喜んでもらえましたが、受け入れ側に負担になってしまいました」と反省したことを踏まえて、今年は「もてなそうとするサービス精神が旺盛」という地域の人々が無理することなく、役割を分担できるよう調整している。

運営に必要な資金は、主に地元の人々の協力による寄付金でまかなっているが、今年は民間企業の伝統文化助成事業に申し込み、今後続けていくために必要となる衣装などの用具をそろえる資金を確保した。

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岸良小中学校を訪れた学生たちにも企画について紹介

伝統を守り続けるためにも「お金を払って参加してもいいと思ってもらえる、この企画にならお金をかけてもいいと応援してもらえるような企画にしたい」と話す田中さん。「ご意見があれば、ぜひお寄せ下さい」と呼びかけている。

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