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伝統文化紹介
令和初! 流鏑馬を無事奉納
2019.10.20(日曜日)     きもつき情報局
肝付町・四十九所神社に900年を超えて受け継がれる神事、流鏑馬が10月20日に奉納されました。

令和初の射手を務めたのは中野 紅(こう)くん(高山中2年)。後射手は大園悠馬くん高山中3年)です。

的に当たった「的中」は7本、そのうち中心に当たった籠矢(こもりや)は2本でした。

子どもの頃から「かっこいい」と憧れていた射手に名乗りをあげ、「本番は人も多くて馬が興奮して早く走ると聞いているので、落ち着いて(的に)当てたい」と抱負を語っていた射手の紅くん。本番では馬の走る勢いが良すぎて一走目の馬どめ(馬場の四十九所神社とは反対側の端)付近で落馬し、足を打ってしまいましたが、落ち着いて二走目、三走目にのぞみ、令和初の流鏑馬奉納を無事に成し遂げました。

「馬の速さもですが、なにより周囲からの圧がすごかった。落馬の後は絶対に落ちないぞという気持ちで挑みました。途中で、心が折れそうになったこともありましたが、一生に一度のことなので頑張りました。籠矢が2本あったのでよかったです」

初練習から本番までを約3分にまとめたダイジェストムービーと潮がけ・本番の様子を撮影した写真を御覧ください。



■潮がけ(2019年10月18日)
波打ち際で禊をする「潮(しお)がけ」。四十九所神社から隣の東串良町にある柏原海岸へ、射手と後射手が馬に乗って約2時間かけて向かい、神事を執り行います。神社へ到着した後は、潔斎する「宮籠もり」をします。かつては境内で行っていましたが、現在では肝付町役場コミュニティーセンターで行っています。

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(神事の後、四十九所神社を出発。波野小中学校の前では、児童生徒たちが出迎えます。途中、元射手のお宅で休憩させてもらいます)

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(肝属川を超えて柏原海岸へ。浜辺で神事を行い、射手や関係者たち、神馬も波打ち際で身を清めます。流鏑馬当日に使う真砂も取って帰ります)

■流鏑馬(2019年10月20日)
当日は本番前に高山中学校・高山小学校の吹奏楽団や武者行列とともにパレードを行います。その後、四十九所神社で「弓受けの儀」を行い、射手に神を宿します。

本番では、「馬場ならし」として四十九所神社参道の馬場を射手が神馬を歩かせます。次に矢を放たないで神馬を走らせる「空走り」があり、それから、3回、神馬を走らせて馬上から矢を射ます。一走目では、駆け出した直後に軍扇を投げます。五色の紙吹雪が舞い、とても絵になる光景です。初の的を射る矢は白羽の矢を用います。馬場沿いに立てられた的は3枚で合計9本の矢を準備しますが、当てるのは8本まで。もしすべて当たっていたら、三走目の最後の的はわざと外します。

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(当日の朝、四十九所神社参道の馬場に紙垂(しで)がつけられます。
パレードは肝付町役場前から出発、県道や商店街を通って四十九所神社へ向かいます)

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(弓受けの儀)

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(流鏑馬本番。一走目の一番的は白羽の矢で射ます。一番下の左の的は「籠矢」です。なお、今年の神馬は、流星号でした)

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