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伝統文化紹介
高山流鏑馬 本番へと駆ける日々
2018.10.10(水曜日)     きもつき情報局
今年、2018年の流鏑馬は10月21日。

射手決定は例年より少し早い7月末だったが、旧国鉄線跡での練習開始はいつもと同じ9月の初めだった。

9月2日の夕方、射手の大園悠馬くんや父親の健一さんをはじめ、昨年射手を務めた後射手の増田蓮くん・その父親の清文さん、川野淳一高山流鏑馬保存会長をはじめとする保存会会員、関係者らが集い、練習中の安全を祈願する神事にのぞんだ。

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神事にのぞむ関係者たち)

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(射手の悠馬くん[奥]と後射手の蓮くん)

その後、早速、練習が始まる。流鏑馬では弓を手に馬を走らせるので、まずは手放しでの騎乗だ。

後射手や保存会メンバーからアドバイスを受けながら、馬にまたがって両腕を上げる。まだ動きはぎこちなく、表情は硬い。

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(両手を挙げて騎乗する)

「馬の歩き方がいつもと違って(不安定で)怖かった」と初練習の感想を口にした悠馬くん。今後の練習でよくなかった点を直していくことはもちろん、「きちんとありがとうございましたといえるようになりたい」とこれからの目標を語った。

母親の志穂理さんは「優しい子ですが、人前に立ってなにかするようなタイプではないですね」と話す。怪我がないことが何よりの願いだが、「これを機に成長してくれたら」と期待も寄せる。

その初練習からおよそ1カ月。

練習場所は本番と同じ四十九所神社の参道へと移り、実際に笠をつけ馬上で弓を引く練習となっている。これまでに落馬も数回あったが、幸い深刻な怪我はなかった。

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(勢いよく参道を走り出す[10月1日撮影])

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(落ち着いた様子で的に向かって矢を放つ[10月1日撮影])

「毎年のことだけれども、射手の成長は本当にすごい」と綱持ち(練習中は、馬場を区切るために保存会メンバーや射手の家族、同級生、地域住民らが綱を持つ)の男性は射手の成長を頼もしげに見守る。

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(綱持ちに多くの人が集まった[10月9日撮影])

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(弓と矢を掲げて騎乗する悠馬くん[10月9日撮影])

表情から硬さがとれ、落ち着いた様子で悠馬くんは練習に取り組んでいる。今の課題は「前傾姿勢」をきちんと取ること。スピードを出す「はやぶさ号」のときは前傾姿勢を取りやすいが、ゆっくりめの「流星号」のときは前傾姿勢を取るのが難しいそうだ。

練習日数は残り10日を切った(練習が行われるのは「潮がけ」の前まで)。

悠馬くんへ本番に向けた目標を尋ねると、落馬しないことはもちろんだが、「30年前射手を務めた父親は8本矢を的にあて、そのうちこもり矢(的の中心に当てること)は1本だった。それを超えたい」と応えた。

本番では、さらなる成長ぶりを見せてくれるだろう。

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