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伝統文化紹介
平成最後の流鏑馬 親子2代伝統つなぐ
2018.07.30(月曜日)     きもつき情報局
肝付町高山地区で約900年続いている流鏑馬は、毎年中学2年生の少年が射手に選ばれ、1カ月半ほどの訓練を経て、10月第3日曜の本番に挑む伝統神事だ。

そんな高山流鏑馬の今年の射手が先ごろ高山中学校2年生の大園悠馬くんに決定し、7月30日に高山流鏑馬保存会のメンバーが肝付町前田の射手宅に正式依頼に訪れた。

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乾杯で射手決定を祝う

悠馬くんは、バスケットボール部で副キャプテンを務めるスポーツ少年。小学6年生の妹と3年生の弟を持つ大園家の長男だ。また父親の健一さんは、30年前に射手を務めた経歴を持つ。父親から息子へ伝統をつなぐというバトンが渡された。

健一さんは「親子2代で射手を務めるということになにかの縁を感じます。さらに私は昭和の最後63年の射手。息子は平成最後の射手となることも運命的なものを感じます」と感慨深げに話す。

すぐそばで父親の思いを聞いていた悠馬くんは「中学1年時の流鏑馬に関する学習時間で四十九所神社の拝殿に飾られた父親の写真を初めて見ました。父親への憧れです。その時から射手になりたいという気持ちが強くなりました。ケガをせずこの大役を無事に成し遂げたいです」と目標を掲げる。

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今年の射手を務める悠馬くん
(左から保存会の川野会長、悠馬くん、父親の健一さん)

長年、同保存会で活動している祖父の美家男さんは「孫が射手になることはとても嬉しく光栄なことです。その反面、心配もあります。この町を代表する大切な神事です。だからこそ責任も大きいのです」と気持ちを引き締めた。

これからあらゆる面で悠馬くんを支える母親の志穂理さんは「とうとう来たかという感じです。それはこの子がまだ産まれる前、お腹の子がもし男の子だったら射手にさせようと、周りから言われ続けてきたので。でも決まったからには、息子の弟や妹も含めて全力でサポートしていきます」と家族総出で協力していくことを確認した。

悠馬くんの練習は町内の旧国鉄線路跡で9月2日から始まる。

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