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伝統文化紹介
2016流鏑馬 今年の射手は近藤祐生璃君
2016.08.22(月曜日)     きもつき情報局
肝付町の四十九所神社に伝わる流鏑馬。約900年の歴史があり、毎年中学2年生の少年が射手を務めます。そんな伝統神事に挑む今年の射手がこのほど高山中2年生の近藤祐生璃(ゆうり)君に決定し、8月19日、高山流鏑馬保存会のメンバーが新富地区八幡馬場の近藤さん宅を訪問し、正式な依頼をしました。

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今年の射手を務める祐生璃君
(左から父親の雅彦さん、祐生璃君、保存会の川野会長)

会長になって2回目の流鏑馬を迎える保存会の川野淳一会長は近藤さんの家族を前にして「保存会としても気を引き締めて挑んでまいりますので一緒に頑張りましょう」と依頼し、それを受けた祐生璃君は「ここ最近の流鏑馬では落馬が続いています。無事にやり遂げたいという気持ちがやる気と自信になってきました。よろしくお願いします」と力強く返事をしました。


祐生璃君は3人きょうだいの長男で中学1年生の妹と5歳の弟がいます。射手になったきっかけは、中学校での募集でした。「四十九所神社が近くにあるので、小さいころから流鏑馬にふれてきました。射手への憧れもあったのでやりたいなっていう気持ちがあったのですが、どうせ他の友だちがやるだろうと思って、遠慮していました。ですが実際には誰も手を挙げる友だちがいなくて、それじゃあ僕がやってやろうと思いました」。
 
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近藤さん宅で行われた正式依頼の様子

父親の雅彦さんは学校のPTA役員をしていて、募集をかける側だったといいます。「びっくりしましたが、息子の強い意志を感じたので応援しようと思いました。何か大きなことをやり遂げる達成感、そして喜びを経験してもらえたら嬉しいですね」と話します。

一方、母親の由美さんは射手になることに反対だったそうです。「危険だというイメージが強かったので当初は反対でした。その気持ちが覆ったのは息子の強い意志。普段は大人しめなのですが、こんなにも強く自分の気持ちをあらわしたのは初めてといっていいかもしれません。本気度が伝わりましたので応援しようと決心しました」と振り返ります。

流鏑馬の練習開始は9月4日からです。「馬の気持ちをわかってあげられるようになりたい」と序盤の目標を掲げた祐生璃君の挑戦がいよいよ始まります。

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