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伝統文化紹介
やぶさめロード 2013 第3回 手放しに挑戦
2013.09.13(金曜日)     きもつき情報局

9月9日の午後4時過ぎ、旧国鉄の線路跡でやぶさめ4日目の練習が始まりました。

空には灰色の雲が広がっていますが、西の地平線上には雲が薄くなった部分が直線状に伸び、そこに夕陽があたり、薄くオレンジ色に輝いています。神秘的な光景です。

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西の地平線にオレンジ色の線が走ります

そこにやぶさめの関係者が集まってきました。保存会のメンバーや今年の射手の吉松大志君、そして去年の射手で今年の後射手の益山麗斗君などです。

いつもどおり、最初は馬と射手がお互いになれるために200メートルほどある線路跡を一往復します。「馬場ならし」です。

両手を上げたままで馬に乗る大志君、去年の麗斗君がそうだったように、途中で腕を振っています。慣れない姿勢なので、だいぶ腕がつかれるようです。

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両腕を上げながらの200メートルはきつそうです

線路跡を馬に乗って往復する大志君を綱持ちをしながら見つめる母親のゆかりさんに話を聞いてみました。

「今日は乗るのが高富士のせいか、だいぶ落ち着いて乗っている様子です」

高富士というのは、やぶさめの本番を何度も経験しているベテラン馬のことで、気性もおだやかなので、家族も安心して見ていられます。

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馬の通り道に真砂(まさご)をまいていく父親の博志さん

一往復が終わると、今度は馬を走らせる番です。

最初の「空走り」では手綱をつかんでいた大志君、一走目、二走目、そして最後の走りでは、この日の目標だった「手放しで馬を走らせる」ことに成功。練習を終えた後の表情も晴れ晴れとしています。

練習が終わった後の一言で大志君が次のように話しました。

「今日はちょっとだけですが両手を放すことができました。明日の練習では最初から最後まで両手を放して走れるようになりたいです」

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合間合間にアドバイスを受ける大志君

家族に聞くと、毎日練習が終わって家に戻ると、その日の練習の反省点や次の日の課題などを自分なりに分析しているそうです。

念願かなってなれたやぶさめの射手。その大役を果たすべく大志君の努力が続きます。

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